美徳なき時代

  • みすず書房 (1993年8月20日発売)
3.77
  • (8)
  • (3)
  • (10)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 177
感想 : 9
5

読みどころが、たくさんある本。
人間が物語る動物であり、各人の人生は各人の物語を生きているという主張は、まさに私がこれまで考え続けていたこと。

この主張の帰結は、希望と絶望が同時に存在すると思う。
希望(個々人が善・正義を得て、”良い”人生を追求可能となる可能性)
絶望(主体の消失)

是非、再読したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 哲学
感想投稿日 : 2010年12月31日
読了日 : 2010年12月31日
本棚登録日 : 2010年12月31日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする