登場人物と同年代ということもあり、親近感を持って読めた。いや、同年代ってだけじゃない。田辺さんが創り出す登場人物は、みんな弱みを隠さず開けっぴろげに語りかけてくれるからだ。
私も実はそういうとこあるなぁとか思いながら読んでいくうちに、登場人物に体温を感じて、いつのまにか感情移入している。
たこ焼きのソースも顔負けのコテコテの関西弁を読んでいると、今は田辺聖子さんの本を読んでいるという感じがして、それもまた好き。
この短編集の中では特に卵に目鼻、百合と腹巻きが良かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月27日
- 読了日 : 2024年1月27日
- 本棚登録日 : 2024年1月27日
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