初読み作家先生。
何となく表紙のイメージとオビの「宇宙ステーションでの野球盤対決」の文言に混乱して購入。
自薦短編作品16編を収録。
まず扉のメロスの文章でなんかおかしいぞ、と不安になり、「トランジスタ技術の圧縮」でまた混乱する。
そこからはもう文章の虜。
あとがきが面白い!確かに本編とあとがきで急にテンションが変わるタイプの先生っていらっしゃる。
一作一作にコメントを付されているのも丁寧な印象。
酉島先生の解説で「バカ短編」と切られているが、宮内先生を知る最初の1作品にしてはかなりハジけた1冊のようだ。勘違いしているのも何なのでシリアスな作品に手を伸ばしてみようと思う。
個人的には表題のほか『法則』『スモーク・オン・ザ・ウォーター』『かぎ括弧のようなもの』そして『星間野球』が好き。
建物の図も先生自身が描くものなんですね…。
1刷
2021.5.28
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
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- 感想投稿日 : 2021年5月28日
- 読了日 : 2021年5月27日
- 本棚登録日 : 2021年5月27日
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