学校に出る幽霊の女の子とその子が見える男の子と、幽霊が見える転校生の女の子のお話
幽霊の女の子は、一つ年上の恋人が通ってる高校の合格発表の日に交通事故で死んで、未練があってその高校にいるようになったらしい
幽霊ねぇ・・・
最初から「そういう設定です」と説明されて、最後まで一貫してその設定を守るのであれば異議はない
そういう意味でこの小説はフェアな方でしょうね
最初にそんな設定を説明しながら「幽霊なんて存在するわけねーだろ、常識的に考えて」と覆すようなやつとか、リアルな話かと思ってたら「実は幽霊の仕業でした」とかは許せんがな
ただ、ミスリードもやりすぎると怪し過ぎで逆にバレる
僕は葬式のシーンの描写で気づいた
残された遺族の気持ちねぇ
幸いにして人の悪意によって殺された人が身近にいないので何とも言えないんだけど
もし自分の家族がそんな目にあったら心が折れそう
犯人を恨むし憎むし許せないし、どんな方法でも復讐してやるって思うかもね
それでいて、殺された人は僕がそんな行動を取る事を望まないであろう事もわかるんだけどね
多分、犯人が死刑になっても気持ちの収めようがない
そして、もし殺された人が現世に留まっているとしたらか・・・
幽霊になって幸せそうでも不幸そうでも、やはり成仏してもらいたいかもね
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年1月15日
- 読了日 : 2019年1月1日
- 本棚登録日 : 2019年1月15日
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