兄夫妻に子供ができて同居するタイミングで家を出された26歳の女性が、東京のゲストハウスで暮らし始めるお話
ゲストハウスとはいうものの、場所は山谷でドヤ街
なのにドヤ街感がない ま、ホームレスがいたりしてるのがそれっぽいのか?
主人公視点だけとしても、親の態度にはちょっとイラッとくるね
親の考えで子供の進路ややりたい事を制限するのはなんだかなぁと思う
「絵が上手くたっていいことなどなにもない」とかさ~
あるわ。いいことなんていくらでもあるわ。
「いいことない」のはお前にとってだーーー!!
他にもこんな親が出てくる小説があるけど、なんというか本人は躾とか子供の将来の事を考えてのつもりだろうけど、子供にとっては呪いとして重しになってるパターン
最後には誤解が解けて大団円というわけでもなかったし、そこだけがちょっと残念なところかな
ゲストハウスについて、ちょいと美化されすぎてるきらいがあるけど、まぁ物語だしね
人と関わりたい人とかにとってはいい場所なのかもね
ところで、留学生とはの倦怠期ってのは、ある意味でホームシックってやつじゃないのかね?
他の小説を読んでても自分で気をつけなければいけないところと思うけど
「そこに悪気はなくとも、正論は時に人の心を抉る凶器になる」という台詞はやはり僕には刺さる
タイトルが料理推しなだけあって、出てくる料理がおいしそう
ブイヤベースにルイユソースというのは他の小説でも読んだ事あるね
「スープ屋しずく」あたりな気がする
要は、マヨネーズにニンニクと唐辛子とトマトを加えたやつでいいのかな?
今度てがるにルイユもどきを作ってパンに塗ってみよ~っと
じゃがいもが優秀な作物というのは世のじゃがいも警察が目を光らせるように、人口を支えるには必要な穀物なんだよなぁ
異世界ものによくジャガイモで農政改革してるのは、田中芳樹が言い出したのに端を発するんだっけか?
あと、トマトベースのクラムチャウダーって食べたことない
インスタントでもそうだけど、日本でのイメージって白いやつだよな~
家族との関係についてちょっと心残りはあるものの、まぁ良い終わり方なのではなかろうか?
- 感想投稿日 : 2020年4月7日
- 読了日 : 2020年3月23日
- 本棚登録日 : 2020年4月7日
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