ビジネスマナーやロジカルシンキングについて教わることはあっても、そもそもの仕事のしかた、仕事の目的やインプットとアウトプット、相手の期待などを確認して進める…なんていうことはあんまり誰も教えてくれなかった気がするなぁ、ということを、この「問題地図」を見ながら思った。みんな自己流でやっていることが多くて、仕事の手順そのものが属人化していることが、色んな問題が起きている根本原因かもしれない。
日本は中小企業が多いし、中小企業は属人化の塊みたいな所が多いと思う。この人しか知らない、できない、そんなことが山のようにあるように思うけど、それを誇りとするんじゃなくて、誰でもできる仕事を増やすことが大事。
仕事の標準化・見える化をして、手戻りを少なくして、無駄に頑張る必要性をなくすことが、働く人たちが幸せになる道なんじゃないかなと思った。
あくまでもこの本は職場でありがちな問題を集めた「地図」なので、どうやって問題を解決していくか?にはあまり深くは触れられていないので、そこは自分たちで考えていくしかないのかなと思う。ただ問題が起きている構造が分かるのは大きな大きな一歩。
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- 感想投稿日 : 2019年9月12日
- 読了日 : 2019年9月12日
- 本棚登録日 : 2019年9月12日
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