詩とは"言葉で、新しくとらえられた、対象(意識と事物)の一面である"というのが私の定義です。(p.2)
冒頭のこの一文に詩を書くとはどういうことかが端的に表されている。逆表現、比喩などといった技法の話も出てくるけれど、解説される詩の楽しみ方よりもむしろ、本書全体から「詩人がいかに真摯に世界と、言葉と向き合っているか」が感じられ、それこそが詩を楽しむ基本姿勢を教えてくれる。
詩人の魂をおすそわけしてもらった気分。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
詩・歌・画
- 感想投稿日 : 2011年4月24日
- 読了日 : 2011年4月24日
- 本棚登録日 : 2011年4月24日
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