グローバリズム出づる処の殺人者より

  • 文藝春秋 (2009年2月16日発売)
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ミステリ風味の物語で内容としては倒叙モノに当たる作品だが、ミステリは単に「味付け」でしかなくて、実際にはインドの現状(と思われる)社会状況を描くことを主眼にした作品。
訳文が非常にうまくて、インドのピリッとした雰囲気、乾いた残酷さがうまく表現されている。多少なりとも現地をイメージできる人のほうが楽しめると思うが、そうでなくても、苦い思いで読み下すことが出来る一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2015年1月4日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年8月10日

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