ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- KADOKAWA (2015年8月28日発売)
本棚登録 : 264人
感想 : 42件
シンプルな線で可愛らしい絵柄ですが、描かれている内容は結構重くて暗いです。
単純な線で描かれた人物の表情や動きが細かくて引き込まれます。
「ママ友」関係って仲良くなるのは早いけど壊れるとあっという間に崩れ去るんだな~と、改めて納得しました。何気ない言葉の捉え方の違いが大きな歪みになったりして……。
主人公は元々アクティブで芯の強い女性なのか、ネイルを施したりパートで働きに出たりする事によって新しい空気を吸って前向きになれましたが、そんなポジティブな姿勢すらリエちゃん(”元”ママ友)にとっては癇に障るんですね。
リエちゃんはきっと幼い頃から勉強も仕事も努力してそれが報われてきたんだろうけど、夫婦関係や育児は必ずしも努力が目に見えて報われるとは限らないからなぁ。
ラストの1コマはまさにホラーのようでした。(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2018年10月24日
- 読了日 : 2018年10月18日
- 本棚登録日 : 2018年10月24日
みんなの感想をみる