長く疎遠だった父の遺品の整理中に見つけた「めぐらし屋」と書かれた大学ノート。困惑する娘の蕗子さんにめぐらし屋を依頼する見知らぬ客からの電話が舞い込む。父のめぐらし屋をなぞっているうちに蘇る父との記憶。特に大きいことが起こるわけではない。人と出会い日常を淡々と生きる営みの尊さがここにはある。
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手放した
- 感想投稿日 : 2023年9月23日
- 読了日 : 2023年9月7日
- 本棚登録日 : 2022年8月7日
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