社会が無意識に敷く男女区別のレール・ステレオタイプとされている生き方に気付けばいつの間にか乗ってしまっていることに気づいた時の主人公の恐怖感、自らの本心と社会や周りが求める役割とのギャップ、主人公が今まで大切に抱え自分を構成してきたものを一つずつ手放し、母親という以外の人格が強制的に消されていく過程が非常にリアルに描写されており、読了後は息が詰まるような感覚になった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・歴史
- 感想投稿日 : 2019年5月26日
- 読了日 : 2019年5月26日
- 本棚登録日 : 2019年5月26日
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