静かで、そして美しいお話しだった。
最初に見た時のタイトルからのイメージと作品を読み終わってもう一度タイトルを見て想像すると、猫のポーンを抱いて、象のインディラとミイラと一緒にチェスの大きな海を泳ぐ少年がいる素敵な景色が広がる気がした。
老婆令嬢と家で一戦を交えるシーンは静かながらもぐっとくるものがあった。
夜にそっと目を開けて、リトル・アリョーヒンがどんな闇の中を過ごしていたんだろう…そんな想いに耽りたくなる作品でした。
とても心地の良い余韻の残る作品だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年1月15日
- 読了日 : 2024年1月15日
- 本棚登録日 : 2023年4月3日
みんなの感想をみる