不眠とうつ病 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315582

作品紹介・あらすじ

今夜も眠れなかったら、どうしよう…。そんな不安や心配が、うつ病の引き金となる。二週間以上つづく不眠は、うつ病のサイン。体内リズムの病気ともいわれる、うつ病の兆候と症状を、不眠との関係から明らかにする。予防法としての睡眠改善と快眠法、薬に頼らず眠りで治す最新の治療法まで、やさしく丁寧に解説。

感想・レビュー・書評

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  •  この本は図書館で借りて読んだ。中学生のころ不眠になって、なかなか寝付くことができない、寝ても悪夢を見る、寝起きに金縛り、耳鳴りがするなどの症状があった私は、今でも睡眠薬を飲み続けている。たまに薬をもらう都合で飲めない日があると、眠れなくてここまで薬に頼っているのかと驚く。できるなら薬をやめたかったので、そのヒントがこの本に載っていないかと思ったが、残念ながら参考になりそうになかった。
     ただ不眠はうつ病と直結する症状なので、睡眠環境を整える大切さを改めて知った。

  • 快眠がメタボ予防にもうつ病予防にもなると。
    ラットを寝かさない実験とか、心理教育とかの睡眠に関する事柄を医学的に解説。

    「ピッツバーグの睡眠質問票」「アテネ不眠尺度」「刺激制御法の説明書」「睡眠制限療法の説明書」といった指標や不眠治療法(もちろんツライなら専門医に相談すべき)もあるので自分でちょっとやってみようかな、と思った。

  • なかなかロジカルな切り口で、改めて睡眠を見つめ治すのによい気がした。

    P51 ピッツバーグの睡眠質問票
    →12点(20171028時点)
    P62 ノンレム睡眠で活動が保たれるのはオトガイ筋だけ
    p87 慢性の不眠の患者さんには、不眠に対する過度のとらわれが認められる。「今夜は眠れるだろうか?」「眠れないと大変だ、どうしよう」といった不安に満ちたこだわりが日中の不安を高める。眠ろうとする努力がかえって入眠を妨げる。
    眠りはリラックスしないと訪れないのに、眠くもないのに寝床に入ったり、眠ろうと努力しがち。その結果ますます目がさえる。→身体化された緊張

    p131 不眠症は性格には、「不眠恐怖症」

    P167 唯一の休息の機会は眠りですが、その眠りが損なわれていきます。やっと寝付いても、夜中にめを覚まし、過去を悔んだり、取り越し苦労をして、ますます目がさえてしまいます。

  • 配置場所:摂枚新書
    請求記号:493.764||S
    資料ID:95150935

  • 秋田大学の先生の本。

    眠りのメカニズム、不眠と生活習慣病の関係、眠りの質と病気との関係が丁寧に説明されていた。生物的な部分は理解するのあ難しかったが、もう一度読んで勉強したい。

    眠りに対する理解が深まったし、生活習慣を少し変えようと思った。意識的に質の高い眠りを得たい。

  • わかりやすく理解できる。

  • 私は過眠なんだけど・・・
    不眠の裏返しなんだよね。
    夜に2時間とかしか眠れないから、
    昼間一日寝ている。
    昼間一日寝ているから、夜眠れない。

    眠くて眠くてたまらないのに、眠れない。


    本書を読んでまず思ったのは、
    ラット・・・すまない。ありがとう。

    人体を解明するために、どれだけの動物実験が行われていることか。

    不眠の本だから、
    ネズミを眠られないようにしたり。
    か、かわいそう・・・。


    不眠のメカニズム・・・
    化学的には詳しく書いてあったけど・・・
    不眠を解消するという面では、
    これだ!
    というものもなかったです。

    むしろあったら苦労しないよね。

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  • 2015年10月新着

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