経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策

  • 草思社 (2014年10月15日発売)
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経済政策が人々の健康に及ぼす影響を公衆衛生の観点から評価した本。緊縮政策は国民の身体的・精神的健康に悪影響を及ぼすだけではなく、経済効果も乏しい。それに反して正しく運営された積極財政は健康のためだけではなく経済的にも有効である・・ 経済政策にも医学と同じような厳密な評価が必要である。
確かに小さな政府と新自由主義は国民の1%に大きな利益をもたらすかもしれないが、99%には経済的、精神的な負担を強いる・・ 行き詰まったとしかいいようのない現状の再評価のために豊富なエビデンスに基づいた事実を提示してくれています。おすすめ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治・経済
感想投稿日 : 2020年2月11日
読了日 : 2020年2月11日
本棚登録日 : 2020年1月13日

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