「君は毎日の生活に必要な品物ということから考えると、たしかに消費ばかりしていて、なに一つ生産していない。しかし、自分では気がつかないうちに、他の点で、ある大きなものを、日々生み出しているのだ。それは、いったい、なんだろう。」
それに対するコペル君の返答が印象的であった。
「叔父さんのいうように、僕は、消費専門家で、なに一つ生産していません。(中略)しかし、僕は、いい人間になることはできます。自分がいい人間になって、いい人間を一人この世の中に生み出すことは、僕にでもできるのです。」
生きていれば誰もが経験するであろうことから、歴史的人物の生き方や、歴史的出来事を踏まえ、物事の真理を考えさせられる一冊。
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- 感想投稿日 : 2019年8月17日
- 読了日 : 2019年8月17日
- 本棚登録日 : 2019年8月15日
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