2年前から積読していた本書、やっと読了。
読む前の心構えとして、本書はおそらく、"20代で読むべき"とか、"20代に伝えたい"とか、そういう強い意図はないということ。なぜなら、55の知見の最後に、小さく「このリストの全てを疑え」とあるから。曰く、作者が20代で得た知見(個人的見解)+数百人へのインタビューの断片集ということで、それが正解というわけでも、そこに当てはまらないといけないわけでもない。読んでいくと気づくが、万人共感型の内容もあれば、かなり尖っていて少数派にしか当てはまらなそうな内容もある。だから、これを押さえておくことは割と大事だと思う。
以下個人的な感想。
まず、見開きの袖三行で、これは口にはしたくないけれど、経験あるな…。と見透かされた気分になり、心掴まれ、筆者の『ご挨拶』では大共感。1章は割と共感できる内容が多かった。特に読書好きのみなさまには第49項がおすすめ。2章から先は、正直、共感にまで行かない内容もちらほらありつつ、以下特に心に残った項目7選。詳しい内容は是非本書にて。
・16.性分は、直すのではなく、引き受ける
・45.すべては白でも黒でもなく、灰色である
・49.食事したものしか排泄できません
・66.言葉より行動、写真より動画、数字より情動
・109.深夜の磯丸水産で
・124.ちょいとした堕落論
・180.私の愛
最後に、明日からは、いいなと思ったことは思い切り叫び、好きな人のことは言葉を尽くして褒めたいなと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月9日
- 読了日 : 2023年7月9日
- 本棚登録日 : 2021年5月22日
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