6月31日の同窓会

著者 :
  • 実業之日本社 (2016年1月29日発売)
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本棚登録 : 937
感想 : 141
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イヤミスの女王、真梨幸子(まりゆきこ)さん作品初トライ。

乾ルカさんの『おまえなんかに会いたくない』を読了後、似たような同窓会テーマの作品を俯瞰して読みたいなと思い探していたところ、タイトルからして面白そうな本作を発見!

あらすじとしては、蘭聖学園(エスカレーター式女子校)の卒業生複数人のもとに同窓会の案内状が届き、受け取った者が次々と亡くなっていくなか、同じく同校卒業生の弁護士・松川凛子がこの連続死の真相に迫るというミステリー作品。

展開が早く、新たな登場人物が次々と登場していくので、誰が犯人なのか気になり一気読み。
伏線回収からラストどんでん返しとなるため、ミステリ好きにはおすすめ!

※以下ネタバレ注意
外部入試の仕組み、ホテルニューヘブンの過去、凛子の過去と正体、6月31日の意味等、次々と伏線回収されていく中、亡くなったメンバーの死因が若干不明瞭。
(多香美と寧々は自殺で、陽奈子は小林により押されて病院搬送後、凛子にとどめ刺された??結衣子は心不全??"暗示"という言葉で納まったように見えるが、そこだけが消化不良。)
私の読解力不足の可能性大( ; ; )

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(ミステリー)
感想投稿日 : 2023年6月13日
読了日 : 2023年6月13日
本棚登録日 : 2023年6月5日

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