「つよくも、ゆたかでも、かしこくもなかった頃のわたくしたちの国に、うつくしく、やさしく、おろかな人々が暮らしていた。」解説にある杉浦日向子さんのこの一文ほど、岡本綺堂の魅力をあらわす言葉はないと思う。だけどその「わたくしたち」というやつは、今もっておろかなまま、かしこくなったと思い込んでいる。
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2010年5月20日
- 読了日 : 2010年4月13日
- 本棚登録日 : 2010年4月13日
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