「軍配者」三部作の最後。
上杉謙信につかえた冬之助からみた、上杉謙信(長尾景虎)の、あっけにとられるような、その時代にしては非常識な、いや、現代に生きていても、「なにこのひと!馬鹿じゃないの?!」っていうダメ人間っぷりと、どんなひとにもひとつくらいは長所がある、という典型例のような、ものすごい「軍神」っぷりが、ひとりの人間の中に同居している。
いやー、軍配者の出る幕がないという・・・・なんていう武将を最後にもってきたのか(笑)
でも、おもしろかったです。
変人っぷりと、それにたいしてこだわらずに付き合う軍配者の関係性が・・・・。
あー、変な人(笑)
「軍配者」シリーズおもしろかったです。
富樫さんは、昔、デビューしたときくらいの作品を読んで、なんとなくグロテスクでひいてしまって、それっきりだったんだけど、このシリーズは、爽快感があった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年7月9日
- 読了日 : 2014年7月6日
- 本棚登録日 : 2014年7月6日
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