ぼくは猟師になった (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2012年11月28日発売)
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本棚登録 : 714
感想 : 87
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映画WILLを見て気になったので読んでみた。
食べものは自分で獲り、処理をして大事に食べる。
一番シンプルなこの暮らしが、現代人にとってハードルが高く、やり方もわからなくなってしまっている今の現状にハッと気づかせられる。

科学的にコントロールして春夏秋冬をなるべくフラットにするような今の暮らしより、季節の流れに沿って食べ物や生活の移ろいを感じられる、素朴だけど小さな気づきが積み重なって幸せだろうな。その分色んなことにものすごく時間がかかりそう、大変そうなことが多々目に浮かぶけれど。

毎日猟をするくらいやり切れる自信はないので、便利なものはうまく取り入れて、バランスよく自然と共生できる生活がしたい‥!
そんなことを考えるのも利己的すぎるかな、と思いつつ憧れが止まらない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月17日
読了日 : 2024年3月16日
本棚登録日 : 2024年3月15日

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