テレビで映画版を見たので、久しぶりに全巻を再読。もー、相変わらず、人間のぐちゃぐちゃした感情が詰まってて読むのがしんどい作品です。でも好き。
個人的には、ゆづるが死骸を撮る理由が明らかになる6巻のシーンが一番ぐっとくる。
「君に生きるのを手伝って欲しい」ももちろん最高なんですが、ゆづるの不器用な感じが好きなので…。
「これ見たら死にたくなくなると思って」と言って、ぐずぐずと泣きながら壁の写真を剥がすとこです。
硝子が自殺願望を抱いているのをずっと知ってて、それを止めたいと思って写真を撮っていたのに伝わらなくて…。
ゆづる、おまえほんまにええやつやな…。
今までは捉え所のない部分というか、どう解釈したらいいのか?というシーンも多かったんだけど、今回はファンブックを買って作者のインタビューを読んだことで、かなり理解が深まった。
ので、より読み込みたいという方にはファンブックおすすめです。
硝子が石田に恋愛感情を持った瞬間とか、直花のあまりに感情的な行動の意味とか、川井さんはマジでクズなのか、この作品全体のテーマである「コミュニケーション」を作者がどう表現しようとしたか、などがわかります。
石田と硝子がデートごっこする養老天命反転地に行ってみたいな〜。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月11日
- 読了日 : 2020年8月11日
- 本棚登録日 : 2020年8月11日
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