文化人類学入門 (中公新書 560)

著者 :
  • 中央公論新社 (1990年2月1日発売)
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本棚登録 : 974
感想 : 51
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人間ってほんと面白いよね。この本を読んで、あらためて実感しました。
「裸体に対する羞恥心は決して衣服の発生原因ではなく、むしろ衣服の存在によって生み出されたものである」とか、シビれます。
白川郷の合掌造りがなぜあんなに大きかったのかとか、盆踊りはなんのためにあったのかとか、日本人でもあまり知らない「文化」が盛りだくさん。多妻制やシャーマンの話題も感心。今後もっと掘り下げたい分野であるし、自分がいまテキトーに生きている今も立派な「文化」なので当事者として楽しんでいこう、とも思わせてくれる良書。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養
感想投稿日 : 2016年7月20日
読了日 : 2016年7月14日
本棚登録日 : 2016年7月14日

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