塩の街 (角川文庫 あ 48-3)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年1月23日発売)
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本棚登録 : 29540
感想 : 2105
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有川浩さんデビュー作『塩の街』の概要と感想になります。

世界中を一瞬で襲った巨大な柱は、たった数日で多くの人々を「石化」ではなく「塩化」させた。どういう仕組みで塩化が起きてしまうのか戸惑う人々が争い合う中、一人の女子高生と一回り年上の自衛官との恋が世界を救う。

といった概要から『図書館戦争』シリーズと似ているかもと想像しながら読み終えました。本作がベースとなって恋愛や自衛隊の要素が『図書館戦争』を創り上げたのだろうと感じます。

連作短編集でしたが後半は作中の登場人物たちのスピンオフ的なエピソードも交えているため、『塩の街』という世界を多角的に堪能した読後感でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: レビュー済み
感想投稿日 : 2024年4月9日
読了日 : 2024年4月9日
本棚登録日 : 2024年3月31日

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コメント 4件

bmakiさんのコメント
2024/04/09

有川浩さんの小説の中では一番好きです(^-^)
この本を読んだ時はまだ若かったのでキュンキュンしました(*^▽^*)

ちょっと少女漫画的要素ありますよね(^^)

マメムさんのコメント
2024/04/09

bmakiさん、コメントありがとうございます。

そうですね♪
年の差も身分も超えた壮大な世界で起きる恋愛小説という意味では、少女漫画に近いかもです^_^
余談ですが、何故か最近の読了本が終末や震災ものが多いなと振り返って思いましたが、そろそろミステリを堪能したくなります。裏染天馬シリーズの最新刊が待ち遠しいです!!

bmakiさんのコメント
2024/04/10

そうですね、違うテイストの本を読んでいると、ミステリに戻りたくなりますよね(*^▽^*)

ど真ん中のミステリに出会ったら、また教えてくださいm(__)m

天馬のシリーズはまだ2冊しか読んでいないのですが、まだありますよね?
また見つけたら購入してこなくちゃ(^^)

マメムさんのコメント
2024/04/10

bmakiさん、お返事ありがとうございます。

裏染天馬シリーズ3冊目は『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』の短編集ですが、短編集に抵抗あれば『図書館の殺人』に飛んでも良いと思います♪

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