流星の絆

著者 :
  • 講談社 (2008年3月5日発売)
3.86
  • (1381)
  • (1814)
  • (1722)
  • (148)
  • (23)
本棚登録 : 11927
感想 : 1573
3

冒頭の掴みが素晴らしい。
次の展開はどうなるのだろうと一気に読み進めてしまった。
親を殺されてしまった三人の子どもたちが詐欺グループになり、その復讐を果たそうとしている。
長男の功一はあれほどまでに頭が切れるのだから、犯罪に手を染めてしまったことが心苦しかった。
妹の静奈は幼い頃は可愛らしかったが、成長した彼女はとても不安定な女性のように思えて、だからこそ感情が最も揺れ動いていたのが彼女のように思った。
それにしても静奈のヒーローである戸神行成がカッコよすぎる。
凄まじい安定感でダントツにカッコよかった。
東野圭吾さんの小説は最後数ページにどんでん返しがあるのがいつものことなので、やっぱりそうきたかぁーという感じ。
小説が面白かったのでドラマ版はどうなっているのだろうと動画を漁ってみると、かなり原作とは違うようなイメージを受けた。
数分しか観てないからなんとも言えないが…。
東野圭吾さんの小説は安定して面白い!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 東野圭吾
感想投稿日 : 2020年6月23日
読了日 : 2020年6月18日
本棚登録日 : 2020年6月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする