この本の後半になればなるほど、ビジネスシーンにおける「共感」の大切さが分かるようになってくると思う。
例えば、この感想を書いている時もまさにそう感じるのだが、誰か明確な相手を想定した方が良い表現ができると思うことが多い。この相手を想う感覚を深め、突き詰めていったものが「相手の人生を考えてアイデアを練る」という共感に向かう姿勢になっていったのではないかと私なりに感じた。
いつだか「ビジネスはモノから物語へ」といった言葉を聞いたことがあったが、本書でキーワードとして多様される「ストーリー」「愛着」という言葉はまさにこれを表していると思う。単にモノを作り、売るのではなく、そこに物語を加えて愛着を持たせる(=共感させる)ことの大切さと難しさを感じることができた。
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- 感想投稿日 : 2021年12月30日
- 読了日 : 2021年12月30日
- 本棚登録日 : 2021年12月30日
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