よく晴れた日にイランへ

著者 :
  • 旅行人 (2015年4月13日発売)
3.65
  • (2)
  • (11)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 79
感想 : 8
4

 2014年のイラン。「旅で眠りたい」以来24年ぶりのイランは、当時よりずっと自由で、当時と同じように親切な人ばかりの国であった。「イランでは、ホスピタリティーのない街を探す方が大変なのだ」。街で、親切な人が次々と現れて、旅をサポートしてくれ。見返りを要求しない親切な人はどの国にもそれなりにいるけど、経験的に、東南アジアや南アジアではどちらかというと比較的少数派で、親切の後にお金を請求されるなんてことは結構あったりするけども、イランではそれがない。それは、例えば沢木耕太郎「深夜特急」でもそうである。
 イランはペルシャ人だけの国ではなく、たくさんの民族がくらしている多民族国家。僕の知らないクルド人の村や遊牧民のテント。隊商宿。シーア派の聖地。写真も素晴らしい。見たことのなかった村や風景。
 交通手段やホテル、食事のことも詳細で、いい旅行ガイドにもなっている。行ってみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:
感想投稿日 : 2021年1月11日
読了日 : 2021年1月10日
本棚登録日 : 2021年1月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする