ビラヴド(下) 愛されし者

  • 集英社 (1990年11月20日発売)
3.86
  • (4)
  • (4)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 46
感想 : 4
4

南北戦争前後に、ミシシッピーの両岸で、ニグロでいることがどういうことなのか、小説を読まないとわからない。
 戦争は北部による南部の植民地化であり職を失った黒人は放浪し問題をいっそう複雑にした…。ヒトに限らず哺乳類の母は子を守る時もっとも凶暴性を発揮するが、捕まえられるぐらいなら殺してしまう、それは種の防衛本能かそれとも愛か。ヒトは家庭を持ちrumorという社会性をもち隣人を差別する。それが《世間》という善悪の規準か?
 セスは35年ではじめて仕事に遅刻し怠けるようになり、とうとう解雇された、ビラヴドと居るために…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アメリカ
感想投稿日 : 2024年3月1日
読了日 : 2015年7月12日
本棚登録日 : 2024年3月1日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする