21世紀の戦争論 昭和史から考える ((文春新書))

著者 :
制作 : 佐藤優 
  • 文藝春秋 (2016年5月20日発売)
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両人の非常に多い著作はどれも「読みやすい」「必ず新たな気づきがある」/半藤は長年の調査によって日米戦争に至った内情を/佐藤は『日本の一番長い日』英訳を各国大使館に配って好評だった/米軍は東京など都市部大空襲を重慶爆撃の報復として正当化。太平洋戦争で日本が風船爆弾に毒ガスを使ったら?「必ず数百倍の報復があっただろう」/日露戦争の成功体験が海軍を束縛/「通商破壊」有効性を軽視、船団護衛のため陸軍は独自に空母まで作った参謀本部の企画立案は実質下級官吏が行い、評価は内部で行うので「決断の責任」「失敗の反省」がない。悪弊は外務省に継承されている、と佐藤は語る。
 日本独自の「優位」としては、三八銃は半殺しにする優れ物、「負傷者は三人付き添って後方へ送る手間がかかる」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 対談
感想投稿日 : 2024年4月24日
読了日 : 2024年4月16日
本棚登録日 : 2024年3月31日

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