マクロ経済の目的は長期の成長と短期の安定。(長期的に生活水準を高めること景気と不景気の波を理解すること。)
アダムスミスの古典派とケインズ派にわかれる。
失業は摩擦的失業、構造的失業、循環的失業にわかれる。循環的失業を古典派は説明できない。ケインズ派はこれを粘着賃金で説明する。
お金は名目貨幣でありそれ自体に価値を内包していない。だから中立的であり、長期的には意味をなさない。しかし短期的には意味を持つ。
中央銀行は短期的な安定のためにお金の量を調整する。これを公開市場操作とよぶ。
インフレやデフレが起こる原因は人間の貨幣錯覚にある。実質価値ではなく名目価値にとらわれている。デフレより少しのインフレの方がいい。それはデフレの場合負債について実質負担が増えるからである。また粘着賃金の観点からデフレよりインフレの方が対応しやすいからである。
中央銀行の金融政策にならび政府の財政政策も短期的な安定に役立つ。財政政策とは国の歳入と支出のバランスを変えることである。不景気なら国の歳入を減らし財政赤字に、好景気なら財政黒字に。政府の関与のバランスが大事。各国の政府の関与具合の指数として、政府支出のGDP比がある。
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- 感想投稿日 : 2016年2月7日
- 読了日 : 2016年2月7日
- 本棚登録日 : 2016年2月7日
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