愛を知らない

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本棚登録 : 491
レビュー : 50
著者 :
ちゃいろいさん せつなくなる   読み終わった 

合唱祭で「二人の擲弾兵」というドイツ楽曲の伴奏を担当することになった涼。自分に存在価値などないと考えるような引っ込み思案の彼には、遠い親戚の同級生、橙子がいる。
マイペースで身勝手でクラス中から浮いている橙子が合唱のソロパートを歌うことになり、なんとなく避けていた橙子と交流を持つことになった涼は、自分勝手で口の悪い彼女に反発を覚えながらも、次第に距離を詰めていく。

人と人の関係、親子、あるいは家族の関係の脆さと危うさを考えさせられる。
愛を知らないわけではない。けれどうまく愛すことができない。そうやって、もどかしく生きている人は、案外多いんじゃないだろうか。
うまく愛せなかった人を擁護するわけではないけれど、簡単に誰かを責めるわけではない、そんな物語なのだと思った。

レビュー投稿日
2019年11月5日
読了日
2019年11月5日
本棚登録日
2019年11月5日
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