新しい星

著者 :
  • 文藝春秋 (2021年11月24日発売)
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感想 : 296
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第166回直木賞候補作だったので、読んでみた。
不幸が直撃。辛い。
娘の死、乳癌、パワハラによるイジメが原因の引きこもり、コロナ別居の末の離婚。
弱っている4人。
でも前を向く。
自分をケアする方法を探る。
誰にでも悩みはあると思う。
私にもある。誰にも言わないけどある。
4人のうちの、1人、茅乃さん。
大学時代の部活の仲間。
合気道では1番強い茅乃さんは、
癌が骨に転移して、亡くなった。
青子、茅乃、玄也、卓馬の4人の友情が温かい。
4人それぞれの物語だけど、1人だったら辛かった。
助け合えて良い仲間がいて、心の救いになった。
お墓の前での、娘さんとげんげんの会話にグッときた。
絶対に1人じゃない。
生涯を通じて決して1人にはならない。と、
母が残した言葉が染みる。
タコを飼えると知った。可愛いかも。
絵のような写真、表紙も素敵。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月31日
読了日 : 2022年1月31日
本棚登録日 : 2022年1月31日

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