猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、8作目。
タイトル通り、本当にMIXされている遺体。非現実的のようで、最新の先端技術を倫理を排除して本気で駆使すれば、もしかしたら出来ちゃうのかも、という現実が怖ろしい。
今作から東海林刑事が警視庁捜査一課に異動し、代わりに新人刑事の御子柴が加わる。東海林の異動は、これからの展開を見越して仕方ないのかナと思うし、やたら八王子西署に居るので全く問題ないのだが、御子柴が全く好感を持てないキャラで、今後も継続して登場されるのはちょっと、、、と思っていたら、最後の最後でひっくり返った。(いや、ひっくり返るほどまではいってない)ただ、本家・ウザキャラの比奈子が御子柴クンのおかげで頼もしく見えるようになり、その点も御子柴投入の効果は出てるかも。
事件の裏に控えている謎の組織の存在が、このシリーズをより面白くしてくれるのか、ただただ荒唐無稽な展開で終わらせてしまうのか、気になるところです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
内藤了
- 感想投稿日 : 2018年9月12日
- 読了日 : 2018年9月9日
- 本棚登録日 : 2018年9月12日
みんなの感想をみる