バスチーユ監獄襲撃に始まり、ナポレオンが出てくるまでのロベスピエールの恐怖政治の時代を描かれた1巻目は、歴史小説を読んでいるかのように生々しく鮮烈で、市民革命の陰に隠れた混乱期の闇をまざまざと見せつけられるものであった。
イギリス・ロンドンに舞台が移った2巻目は一転、残酷で、狂気じみた復讐劇。貧民街の子供たちや「開かさせて~」のバートンズが出てきたり、ならではの演出が施されていたのが救いかな。正直、もうちょっとバートンズの活躍が見られるのかと思って読んでたので、ちょっと残念。後始末の仕方は「アルモニカ~」っぽいかな。希望も見えて、嫌いではないけれど。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
著者名(ま~や行)
- 感想投稿日 : 2016年11月29日
- 読了日 : 2016年11月29日
- 本棚登録日 : 2016年11月29日
みんなの感想をみる