STシリーズ、黒崎編。
色シリーズもこれで最後。頑なに無口な黒崎さん。武道も極めてるし、確かに潜入捜査にはうってつけなのかもしれない。最後の赤城さんが話した黒崎さんに対する人物評が良かった。無口だけに他人をよく見ていて、事前調査も怠らず、綿密な戦略を立てる。武道の達人は、戦略家でもあるわけですね、さすが空手道を極めてらっしゃる著者さんならではの言葉です。
警察側の人間以外のキャラが総じてしょぼい感じを受けたのは残念なところだけど、STの特性を生かしたトリックの看破、プロファイリングはさすが。黒崎さんの潜入捜査がどう事件と絡んでくるのかしらと思っていたが、なるほど別件逮捕に使われたのか。組対との確執も絡み、刑事課とSTのチームワークの良さがよく出ていた捜査だったと思う。面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
今野敏
- 感想投稿日 : 2013年9月19日
- 読了日 : 2013年9月19日
- 本棚登録日 : 2013年9月17日
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