畝原探偵シリーズ6作目?
久々に畝原シリーズ。ウーン、面白くないわけじゃないけど、二重三重に事件が起こる割には、それらの事件がまともにリンクしてなくて、アレ?って拍子抜け。まぁ、実際そんなリンクした事件がそうそう起こる筈はないんだけど、そこは読み物だからねぇ、、、。会話文もある意味リアルではあるのだけど、それをそのまま文字にしてしまうのも読み手の側からするとなかなか読み辛く、バランスが難しいものだなと改めて思った。シリーズの中には、傑作と思えるものが確かに存在するので、余計に今作では鼻についたのかも。
そんな中、幸恵ちゃんの成長ぶりは期待させられた。他の娘二人や明美など畝原の家族の描写も、辛さを感じながらもホッとさせられた。畝原シリーズの醍醐味はやっぱりこの家族模様なんだな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
東直己
- 感想投稿日 : 2013年2月18日
- 読了日 : 2013年2月18日
- 本棚登録日 : 2013年2月13日
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