タイトルからとても期待していたけど、うーん、期待外れ。
どのページでもやたらガイシガイシと連呼されていたけど、この小説が語っていることって、日本企業でもどこでもありえることじゃないかな?
一番の問題は、主人公のものの考え方。
とにかく幼稚な思考で、うへーとなった。
たとえば、一緒に仕事をすることになった人たちについて、「あえて厳しいことを言う人=苦手」、「愛想のいい人=やさしくていい人」、ってすぐ決めつける。そして、最後にはワンパターンで「厳しい人もいい人だったー!」って。
おいおい、中学生かよ、と思った。
いい歳してそういう考え方の人も世の中には確かに存在していますけどねえ・・・外資関係ないよね。
私の中で、外資とは、ズバリ!
カルロス・ゴーン氏のような「欲深エグゼクティブ」が、ガイジンに慣れていない日本人を適当にあしらい、さんざんオイシイ思いをしようと思えば簡単にできちゃう、そんなスキだらけの日本の会社!!! というイメージです・・・・
いや、全部の外資がそうだとは言わないですよぉ--- ホホホ
ただ、ガイジン上司の言いなりな日本人社員、というのが外資の実態、という印象がどうしてもぬぐえず・・・(いや、上司にだけじゃなく、部下にもかも)
私はそういうリアルな内容を期待してたんですけどね。まさか女子中学生日記を読むはめになるとは。
まあ、そういうリアリティを期待する人は、それこそ日産の実録とか読めばいいのか・・・。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(日本)
- 感想投稿日 : 2021年10月18日
- 読了日 : 2021年10月18日
- 本棚登録日 : 2021年10月18日
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