ビラヴド(下) 愛されし者

  • 集英社 (1990年11月20日発売)
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本棚登録 : 46
感想 : 4
5

素晴らしい訳だと思うー!

でも、一つだけ、気に入らないことが。
Sixoがおとりになることで(意図してそうなったのかは正確には不明だけど・・・きっとそうよね?)、恋人は追手から無事に逃げられた、というシーン。
Sixoが叫ぶ「Seven O!」のセリフについて、訳注がついていて、恋人が彼の子供を宿していることが明かされていたけど、それ、ものっすごいネタばれじゃない!?とビックリした。
おなかに子供がいることはこの前の描写でほんの少しほのめかされてはいるけれど、それが章の最後ではっきりと分かる、というところがすごく良いのに。読者はそれでさらにショックを受けるはずが、なんだかこの訳注で完全にネタばれしてしまって、すべて台無し、な、気が・・・
そもそも、ここにこの訳注必要かなぁ?と疑問に思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(海外)
感想投稿日 : 2022年10月2日
読了日 : 2022年9月25日
本棚登録日 : 2022年9月25日

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