ブクログの皆さま、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
令和6年能登半島地震で被災、避難された方には心よりお見舞い申し上げます。
この寒空の中どんなにか大変かと思います。
私の住んでいる県にも避難勧告がでましたが、私の所は内陸部なのでおかげさまで無事です。今のところ被害はありません。
でも、余震と停電が怖いです。
新年一作目は、何か新刊の小説がいいと思いこれにしました。
選ぶ基準は、姪たちに送ってあげられるかどうか。ちょっと一番下の小学生の姪にはどうかと思う表現もありましたが、大丈夫かな。
小筆梨沙32歳は本当は独身でケータイショップで働いているのですが、自分を偽り、六本木のセレブ妻という設定で、SNSにマンガ「保護犬さくら、港区女子になる」を投稿していました。
ところがある日、コミュット出版社の編集者寺本直樹から「動画サイトで人気になれば年収一億も夢ではない」と書籍化の誘いを受けます。
梨沙は犬を飼っていないし、住んでいるのは埼玉の川越です。なんとか寺本を騙して年収一億を目指そうと、犬のさくらとなるべき犬を捜しますが、その途中で殺人事件に巻き込まれます。
そして犬のコロンをなんとか手に入れますが、今度は寺本に連絡がつかなくなってしまって…。
この本の著者、佐藤青南さんはきっと犬がお好きなんだろうなと思いました。以前にも『犬を盗む』を読みました。
コミカルでそんなに残酷なシーンはなく、犬と人間との信頼関係が描かれていて、ラストはちょっと寂しいけど、コロンちゃん、本当によかったねと心の底から思いました。
- 感想投稿日 : 2024年1月2日
- 読了日 : 2024年1月2日
- 本棚登録日 : 2023年11月11日
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