気球事故にはちあわせたパラノった男に、ストーキングされてしまう主人公。
彼女との関係もしあわせだったのに、危うくなる。
自分の将来も見えなくなる。
ただそれだけと言えばそれだけ。簡単なストーリー。
なのに、面白い。
「人生においてもっとも尊重される経験のひとつである愛が精神病と区別がつかないという事実は、時としてわれわれ人間には承認しがたい」
夏目漱石も「恋は罪悪」なんて言う。
愛も恋も、思いこみって言えばそれまでだけれど。
原題はEnduring Love
愛はendureするものなのか、と、ちょっといろいろ考えたりもしてみる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2008年11月2日
- 読了日 : 2020年8月13日
- 本棚登録日 : 2008年11月2日
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