「格子の眼」は子供時代の不安や時間の長さを執拗なほどねちっこく描いた短編なんだけど、「死の棘」を先に読んでいる読者としてはなんというか病の萌芽のようなものを感じざるを得ない。島尾敏雄は見事に脈絡を裏切る。「兆」が島尾敏雄らしさ全開で好き。田舎の生活を知りたい人は是非「川にて」を読んでください。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2014年12月16日
- 読了日 : 2014年12月16日
- 本棚登録日 : 2014年12月16日
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