日本人として知っておきたい世界史の教訓

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  • 扶桑社 (2018年8月2日発売)
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第1部 英米覇権の世界史と日本
1 幕末維新を直撃した英露「グレート・ゲーム」
2 世界覇権の文明史──アングロサクソンはなぜ最強なのか
3 イギリスの知恵と「悪知恵」――早く見つけ、遅く行動し、粘り強く主張し、潔く譲歩する
4 大英帝国覇権の源は国教会にあり
5 アメリカ独立戦争―─トランプには真似できない大英帝国の支配術
第2部 二十世紀の「怪物」と日本――共産主義とパックス・アメリカーナ
6 共産主義と日米戦争──ソ連と尾崎秀実がやったこと
7 ソ連崩壊とパックス・アメリカーナ――二十世紀の日本から冷戦を読み直す
8 世界秩序の転換点を迎えて──「日本」というアイデンティティを背負う気概
9 明治百五十年――試練に立つ日本
10 日本人として生きるということ──次世代に伝える日本の心
<アマゾン書評より>
 国際政治では大小の、裏切り、酷薄、残忍、鉄面皮、あらゆる資質が求められる。こうした場面で心優しい、正直な日本人は素晴らしい能力は発揮しない、多くの場合出来ない。国家とは:1.安全保障、2.豊かな生活を国民に与える、3.国家に存在価値があること=精神、誇り、identity, 生きがい、を守り伝える。(A)
いま日本の外交問題は対韓国、中国、北朝鮮にあります。彼らは事実は曲げても良いとの精神構造を持っているので、そうした国とはじっくりと取り組み、腰を据えて歴史論争をすること、とは著者の忠言です。そして常時、国家とは、と自問自答して上に書かれた内容(A)を何度も咀嚼して己の考えを自立させて生きること。

読書状況:積読 公開設定:公開
カテゴリ: グローバル
感想投稿日 : 2023年8月14日
本棚登録日 : 2023年8月14日

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