ねずみくんのきもち

  • ポプラ社 (2007年3月1日発売)
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本棚登録 : 526
感想 : 30
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ねこくんに意地悪をされ、「ぼくって だめだなぁ」と自分を責めるねずみくん。
〈誰かを思いやるという大切なこと〉〈みんな見えないところで助け合っていること〉〈みんなちがうことは 素晴らしいこと〉…そんなねずみくんにフクロウさんが教えたことはどれも生きる上で大切な理。
6歳の息子にはちょっと堅苦しく感じられたかもしれないが、たまにはこんな道徳的な絵本もいい。ただ、今日昼間母に怒られっぱなしだった息子は読後「お母さんには思いやりがない」と言い出し、親子で一悶着。まだまだお互い思いやりが足りないと思い知る…反省。

「ねこくんは じぶんのことだけで せいいっぱいなのかも しれないよ。ひとのことまで 考えていられないんだ」「ねこくんには 思いやるおともだちが いないのかなあ かわいそうだなあ」、、、意地悪する相手の心理にまでズバッと迫る。実際意地悪してしまっている人に読んでほしいと思うが、ここでハッと気づける人ならそもそも意地悪などしないか…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2022年6月5日
読了日 : 2022年6月5日
本棚登録日 : 2022年6月5日

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