「コーヒーの味はコーヒーによって呼び出される幻想曲の味であって、それを呼び出すためにはやはり適当な伴奏もしくは前奏が必要」 銀とクリスタルが星のようにきらめく舞台にのって、コーヒーの美味さが引き出される、とは。何気なく口にしているコーヒーですが、寅彦氏にかかると、ここまで詩的で優雅なものに変わっていくことに驚きました。銀座の風月は今もあるのでしょうか。

2015年1月20日

読書状況 読み終わった [2014年10月24日]
カテゴリ エッセイ
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