サベージファングお嬢様 史上最強の傭兵は史上最凶の暴虐令嬢となって二度目の世界を無双する (ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2021年6月18日発売)
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5

一人の悪女により乱れる国・イルタニアにおいて死んだ傭兵「野蛮なる牙(サベージファング)」ことエンヴィル
彼が気づいたとき、なぜか10歳のその悪女ミレーヌに転生したいたのだった……という展開から始まる物語

エンヴィルが中の人になって以降、本来の暴虐性はなくなり、前世ではミレーヌの言いなりだった婚約者の王子・アルベールを鍛えたり、前世でイルタニアに攻め込んだ隣国の女皇帝・コレット(まだ皇女)と仲良くなったり、前世と違い今生は安穏かと思いきや
前世でも暗躍していた邪神教団「月の神々」の影が……という展開

月の神々の動向や、イルタニア神の思惑などなど世界観的になかなか興味深い
アルベール王子を子分にして、コレット皇女にも好かれてと、ワイガヤ感もなかなか楽しいし
なんかミレーヌがカッコよくて、これアニメ化してカッコいい声を聞きたい!!って思ったよ

【以下再読のための備忘】
・「我が国にとっては不幸中の幸いかもしれんな。あの女のような屑ではなく、もしもお前のような者に大きな魔力があったなら、この大陸の勢力図は大きく変わっていただろう」
・「さらばだーー誇り高き狼よ!」
・兎も角、せっかくお招きに与ったのだ、踊りの相手も務められねえっんじゃ『お嬢様』には程遠い。尤も、誘いの相手は大層なお転婆娘と来たものだが。
・「私はそなたが気に入ったぞ。甚くな。何としてでも、そなたを手に入れたくなった」
・前の歴史でも、恐らくは登場人物を少しだけ変えて、こんな事があったのだろう。
・アイスクリームの「あーん」をしたら、文字通り骨抜きになったアルベール王子(笑)
・恥ずかしげながらも好意を隠すことがないその笑みはーー「助け出されたあの瞬間、私はキミのモノになった。それに、気がついただけだ」恋する少女のものに、他ならなかった。

誤植メモ:衣服のあちこちが避けた→裂けた(P316)

【内容:アマゾンから転記】
これは――世界のすべてを蹂躙する“お嬢様”の物語。

神に愛されし美しき髪を靡かせ、少女は凶暴なる刃を振るう。王国随一の可憐な令嬢――だが、その中身は『野蛮なる牙〈サベージファング〉』の異名を持つ、最強の傭兵!? すべてが規格外なお嬢様の蹂躙が今始まる!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2021年12月4日
読了日 : 2021年11月27日
本棚登録日 : 2021年6月1日

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