会社でビリのサラリーマンが1年でエリートになれるかもしれない話 (扶桑社文庫 は 8-1)

著者 :
  • 扶桑社 (2015年5月31日発売)
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本棚登録 : 35
感想 : 5
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本書は、ビジネスで役立つプレゼン術、人の動かし方、企画力、インターネット処世術についての小技集です。
そもそもタイトル買いしたのだが、帯に「本書はビジネス書としても少し役に立ちますがどちらかと言うと脱力系のお笑い本です。」の記載を見て読む意欲が削がれていたのですが、読んでみれば十分にビジネス書として役立つ本だと思います。

確かに主張の一貫性という点では若干疑問な点はあるが、すべて著者が実践してきた方法だというのは十分価値がある。
それでうまく行ったり行かなかったりしているけども、頭の中で考えただけのうんちくよりはよっぽどいい。
また、著者が編集長を務めるデイリーポータルZ並におもしろかったし、けっこういい本でした。

特に良かった点:
・図表を手書きにすると素晴らしいアイデアのように見える。 (P39)
・サイトは長く続けたほうが有利である。過去記事が検索に引っかかりやすくなって検索エンジンからの流入が増える。 (P57)
・お酒を飲んでいるときに「これは一言言っておいたほうがいいぞ」と思うことは100%言わなくてもいいことだし、お酒の勢いがないと言えないことはたぶんお酒を飲んでないときに言ったほうがいい。 (P67)
・面白いですよ—!とアピールするよりも役に立つという点で売ったほうがたくさんの目に触れる。 (P78)
・記事タイトルに読めない漢字・一般性がない言葉があるだけでクリック数ががくんと下がるのだ。 (P155)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 売却済み
感想投稿日 : 2020年3月22日
読了日 : 2017年9月5日
本棚登録日 : 2015年6月28日

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