久しぶりに読んだ歴史小説。諸田玲子さんの書籍は好きで、何冊も読んだことがあるが、お正月三が日ブックオフ全品20%オフで、読んだことのないこの書籍を見つけて迷わず買った。
篤姫も生きていたあの時代に、たくましく、しなやかに、繊細に生きた女性が他にもいたんだ。命には定めがある、受け入れて命ある限り生きていくしかないと改めて知れた一冊。こういう小説、好きです。解説によると、実在の人物に近づけて書いてあるようで、読み終わってから、さらにじわじわと染み入ってきました。「女を思う苦しさも、逢瀬の嬉しさも、別れの辛さも・・・」記憶に残る直弼の言葉です。全身全霊で愛する人に出会えた人は、いろいろあっても、やっぱり会えない人より幸せだと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年1月23日
- 読了日 : 2013年1月23日
- 本棚登録日 : 2013年1月14日
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