人だけが消えてしまう、謎の壁の正体。
ただ、それを知りたくて、途中まで一気に駆け抜けた気がする。
人間には、まだまだ「未知」なる存在がある。
特に災害と呼ばれる現象については、今のところ、回避や消失させることは出来なくて、だからこそ、どう共存するかという視点が必要だったりする。
WALLでは、一つは壁とどう向き合っていくかということが短期的視点で話し合われていく。
それとは別に、リケジョの受難というか、研究者における権威であったり、女性の立ち位置というのもまた、共存の対象としてテーマに挙げられている。
社会をとりまく、ほんのちょっとした視点の変化が、ある種の人々にとって至難の技になるのはなぜだろう。
そう言いながらも、私は私のフィールドにおいて、殻を破りきれないことがあるとも、思っている。
現象よりも厄介で複雑なもの、かもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2023年
- 感想投稿日 : 2023年7月5日
- 読了日 : 2023年7月5日
- 本棚登録日 : 2023年7月5日
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