自分の生きる道が、自分以外の所で曲げられ変えられてしまう、宮中という人的広さを持つ場所と。
その中で、自分の持つ和歌という力で成り立ち、救われていこうとする和泉式部。
二人の皇太子との密会が、まさかあんな感情で彩られていたとは思わなかったけれど。
まぁ……自分の預かり知らぬ所から、最後は充分に浮かれ女であったことよ。
鬼笛大将とのクライマックスは、小説らしすぎて、反対に味わいが薄くなってしまった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2017年
- 感想投稿日 : 2017年3月19日
- 読了日 : 2017年3月19日
- 本棚登録日 : 2017年3月19日
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