『ガリヴァー旅行記』のジョナサン・スウィフトと夏目漱石から始まる書物論。
書物論と書いてあるけど、途中ジョージ・オーウェルとラジオについての話が長いので、メディア論とも言えるか?
二度の世界大戦と、特に東西の狭間にいたと言えるインドにおいて、どのような思惑が入り組み、書物があったか(また、その結果事態がどう動いたか)というような話。
途中からあんまり入って来なかったので、大体。
ただ、国単位で見る文学史ではなく、こういう世界史的な視野で見た文学史って面白いな、と思う。
あとはシュテファン・ツヴァイクとジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』の流れが入っていて、ああまた読まないとな、という気にさせられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2018年
- 感想投稿日 : 2018年5月3日
- 読了日 : 2018年5月3日
- 本棚登録日 : 2018年5月3日
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