北条義時-鎌倉殿を補佐した二代目執権 (中公新書 2678)

著者 :
  • 中央公論新社 (2021年12月21日発売)
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本棚登録 : 297
感想 : 32
3

大河と並行して読んでいくと面白い。
ざっと義時の生涯と、関わった出来事の流れが、分かりやすく書かれていて(分かりやすすぎて)新書だけど、この本自体がドラマみたいだった。

要所要所に入る決めゼリフ(笑)みたいなのが、そんな印象をもたらすのかもしれない。

自分の中では、平家を中心とする壇ノ浦までが一つの物語の波だったのだけど。
義時の目で見れば、ここから始まる征夷大将軍三代、そして承久の乱という波が来るわけか。

初期の義時は、それこそ記載されていることも少なく、この間何をしていたか?みたいな所が出てくるのだけど。
ビッグネームが連なり、その陰謀やら策略やらでパワーバランスも刻一刻と変化する中で、よく生ききったよな(政子さんも)と、しみじみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2022年
感想投稿日 : 2022年2月2日
読了日 : 2022年2月2日
本棚登録日 : 2022年2月2日

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